20年前くらいの話です。
当時働いていた会社では、お昼休みに新聞がたくさん読めたので、いろいろそこから発見する事がありました。
毎日新聞、産経新聞、読売新聞、中日新聞、朝日新聞の5種類がありました。
1つの事件記事に絞って全社を読み比べたら・・・・あれ?
加害者を悪く言う(まぁ当たり前)
被害者の事を詳しく書いて哀れに思う(片側のみ)
加害者の事を詳しく書いて仕方なくそうなったみたいな事を言う(片側のみ)
事件の事だけを淡々に書くなど。。
それぞれの新聞記者の方で同じ事件でもこんなに違ってくるんだって事を思いました。
そうですよね・・・人間が人間の話を聞いて書いてます。
聞く相手が違えば、それはもう違う角度からになるし、書いている間に書いている人の感情なども入ってくるだろうし・・・、
読んでもらう為には?そういうような事も考えるだろうし、
文字制限もあると思う。
そんな事から読み比べて思ったのは「真実はわからない」確かにそう。
記者だって周りやら警察の人に聞いたりして書いている。
もし聞いた人の感情がそこに入っていたら・・・もう事件より勝手な物語を作り出してしまってます。
自分の脳でもそうです。
実際起こった事が年数を重ねて、その実際起こった事を一緒に見た、聞いた、体験した人と話しても微妙に話が違う事もある。
「あれ?そうだったけ?」
いつの間にか。。。たぶん脳の中で、記憶など微妙な所で書き換えられてたりする。
これは年齢にも関係のある事かも知れません。
なので真実は、その瞬間に消えてしまうような物なのかな。。。と思うようになりました。
後は物語のようなニュアンスに書き換えられた物が残ってしまったり。。。
実際に体験した人も年月が経ってから話すと。。。もうその過去はすでに書き換えらた物で真実じゃない事も。。。
真実は、その瞬間に起こったその時だけの事。
なので時間が経ってしまったら、誰も本当の真実なんて語れないって思ってしまいました。
でも人の脳は記憶したがるし、探求したがるのでその真実について求めたり考えたりするのかな?
文章はあやふやですが、唯一真実を語れるとしたら、数字のみの世界なのかもしれません。
ついついニュースを見て感情的になってしまった自分が愚かだな・・・って思う事があります。
そんな事で感情的になるとそれ対してホルモン作用など自律神経なども微妙な変化が出ます。
疲れます。
どんな事でもそうですが(身近な世間話なども)。。感情を離して読む、聞くようにしないと・・・物語にいつの間にか自分が飲み込まれてしまってます。
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